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参加PCが女ばかりで男が1人の状態をさす。男ばかりで女1人の場合は逆ハーレムという。 参加PCが固定するセッションで言われることが多い。 PCの一部はテンションが上がる。PLの一部までテンションが上がる。
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ジャンル 検索する作品のジャンルを下記からクリックして下さい。 アイドル(3) アウトドア(1) 悪魔(5) 異世界(2) 異文化交流(3) SF(14) 歌(2) 宇宙人(1) オタク(5) オリジナル(19) 陰陽師(1) 科学(1) 学園(61) 家族(1) カード(1) ガンアクション(2) ギャグ(8) 逆ハーレム(1) 吸血鬼(4) 兄弟/兄妹/姉弟(4) 近未来(3) ゲーム(1) ゲーム原作(11) ご当地アニメ(5) コメディ(11) サバゲー(1) 仕事(3) シスコン(1) 写真(2) 小説原作(2) ショートアニメ(11) 推理(1) スピンアウト(1) スピンオフ(1) スポーツ(6) 青春(13) 精霊(1) 戦車(1) ダークファンタジー(2) 厨二病/中二病(4) 超能力(1) ツンデレ(8) 日常(12) 忍者(1) ハーレム(12) バイト(1) バトル(28) ヒーロー(2) ファンタジー(18) ブラコン(1) 変身(9) ぼっち(2) ほのぼの(8) 魔法(2) 漫画原作(30) 巫女(1) ミステリー(1) 女神(2) ライトノベル原作(27) ラブコメ(13) 恋愛(11) ロボット(4) 友情(6) 幽霊(1) 百合(1) 妖怪(1) 【ハーレム】 〈物語〉シリーズ セカンドシーズン ストライク・ザ・ブラッド デート・ア・ライブ(DATE A LIVE) ハイスクールD×D フォトカノ ロウきゅーぶ! 俺の妹がこんなに可愛いわけがない 俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している 変態王子と笑わない猫。 機巧少女は傷つかない 百花繚乱
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ゆき兄ハーレム王国外伝 ハーレム王国の設定を引き継いで作られた外伝作。 オリジナルキャラであるシュウとノアが登場する。 この2人はゆき兄のお気に入りのキャラらしい。 元々フリーのノベルゲームに組み込む為に作られたシナリオ。 マルチENDを想定していたために実は未発表の膨大な量のテキストが 保存されているとかいないとか… あらすじ ゆき兄は南海の楽園と言われる赤月島に旅行に来て怠惰な生活を送っていた。 しかしある夜、月が真っ赤に染まって行くのを目撃 それは赤月島に伝わる伝説に酷似しており ゆき兄は伝説に語られる赤い悪魔と白銀の天使の戦いに巻き込まれていく… 閲覧 ゆき兄ハーレム王国外伝1章【赤い月】 ゆき兄ハーレム王国外伝2章【人ならざる者の戦い】 ゆき兄ハーレム王国外伝3章【邪神と仲間と】 ゆき兄ハーレム王国外伝4章【ノア】 ゆき兄ハーレム王国外伝5章【天使ゼクエル】 ゆき兄ハーレム王国外伝6章【許す者】 ゆき兄ハーレム王国外伝7章【最終決戦、悪魔バルゼキア】 ゆき兄ハーレム王国外伝最終章【きっとまた会えるから】
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【サイト名】妄想ハーレム 【h抜きURL】ttp //harem.e-city.tv/tetuya/a.html 【管理人】てつや氏 【コメント】
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【逆ハーレム】ぎゃくはーれむ 1.主人公に男が群がる様。 何故か、乙女ゲームよりも、ボブゲのほうが多い&熱い気がする。 2.鹿の雄はハーレムというものを作るが、それの反対で中心は、おにゃのこ。 まわりに美少年を揃えて行動という現実ではありえない展開を体験。逆ハー。 関連用語 股を掛ける
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全属性ED(ノーマルED) 21週目月曜:知識・魔力・技術の合計が105以上 6つの属性が全て12%以上 23週目月曜:知識・魔力・技術の合計が115以上 他のルートと違い23週1日目でEDを迎えるので注意 ED到達報告例 誰ともフラグ立てずに、全属性ほぼ均等にする パラは補習等にはならないように週2~3回は通っておく事。 キャラの好感度は上げないように。 全属性を均等に、と言っても属性は一番多い属性が入って来ます。 明らかに偏ってどれかが多い、という風にならなければOK BAD ED パラ上げをサボりまくればok 試験を受けられないED 公式ブログで言われている3人娘EDはこれ CG・MOVIE 表示場所 種類 入手方法 1 CG プロローグで自動入手 2 CG プロローグで自動入手 3 CG プロローグ⇒リクエストにお応えして! 4 CG プロローグで自動入手 5 CG プロローグで自動入手 6 CG プロローグで自動入手 7 CG エルバート プライベートイベント1 8 CG エルバート プライベートイベント2 9 CG エルバート 最終試験2日目 10 CG エルバート エピローグ 11 CG プロローグで自動入手 12 CG アミィ プライベートイベント1 13 CG アミィ プライベートイベント2 14 CG アミィ 最終試験時 15 CG アミィ エンディング 16 CG ヴァローナに占ってもらう 17 CG ハーレムルート23週1日目 18 CG ハーレムルートクリア時入手 19 CG 全キャラ恋愛ENDコンプのおまけ 20 - - 21 MOVIE エルバートルートEDムービー 22 MOVIE アミィルートEDムービー 21 MOVIE ハーレムルートEDムービー 23 MOVIE OPムービー イベント鑑賞 1 Private エルバート プライベートイベント1 2 Private エルバート プライベートイベント2 3 Event エルバート バーゲンセール 4 Event エルバート 流れ星 5 Event エルバート マインド・キャンディ 6 Last episode エルバート 最終試験2日目 7 Last episode エルバート エピローグ 8 Private アミィ プライベートイベント1 9 Private アミィ プライベートイベント2 10 Event アミィ バーゲンセール 11 Event アミィ 流れ星 12 Event アミィ マインド・キャンディ 13 Last episode アミィ 最終試験 14 Last episode アミィ 最終試験
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登録日:2020/03/25 (水) 01 23 24 更新日:2023/08/21 Mon 17 26 46NEW! 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 Twitter おしとやか ぐうたら アニメ化 クール ゲッサン ツンデレ ラブコメ 小学館 小悪魔 斉藤ゆう 演劇 演劇部 漫画 甘えんぼ 疑似ハーレム 鈍感な先輩×演じる後輩。今、一番尊い演劇ラブコメ! 出典:疑似ハーレム(電子書籍)、2巻、19年8月13日発売、斉藤ゆう、小学館。 ■概要 『疑似ハーレム』とは著者のTwitterおよび、『ゲッサン』で連載していた漫画。全6巻。 Twitterでは毎週金曜更新。 著者は『月曜日は2限から』の斉藤ゆう。 近年流行のヒロインがたった一人のラブコメ漫画。 しかしその一人のヒロインが他の属性のヒロインを演じる事で疑似的にハーレム気分を味合わせる疑似ハーレム漫画でもある。 Twitterでは第〇話表記で4ページでメインストーリーが進み、『ゲッサン』ではEX〇話表記で8ページで描かれている。 CV部とコラボしており、1話にキャストが声を当てている。 2023年4月10日にTVアニメ化が発表された。メインキャストはCV部の二人が続投する模様。 ■あらすじ ヒロインは1人! だけど、ハーレム!? 漫画のようなハーレム状態に憧れる先輩「北浜瑛二」と密かに想いを寄せる先輩の前だと、つい”キャラ”を演じてしまう「七倉凛」。 そんな演劇部の二人の恋の行方は……? 七倉凛は、ありのままの自分で、先輩に想いを伝えられるのか!? 『月曜日は2限から』の斎藤ゆうが贈る、Twitter累計100万「いいね」超えの新感覚ラブコメ! (公式より引用) ■主な登場人物 北浜瑛二 CV:岡本信彦 本作の主人公。三白眼が特徴。高校2年→3年。 演劇部の大道具係で腕は確かだが、お調子者で騒がしいので他の部員から若干ウザがられていることも。 今まで恋愛したことがなかったが、ある時凛との雑談の際、 「男なら一度はモテたい、ハーレムを作りたい」と語ったため、疑似ハーレムを体験する事になる。 本人も疑似ハーレムを茶番と言いつつ、最近はハーレムたちから誰を選ぼうかと悩んだりするなど、悪影響があることも。 元々凛の演技の一番ファンでもあり、その演技を誰よりも身近で見られるので、そういう意味でも疑似ハーレムは彼にとって都合がいいらしい。 茶番を通して凛との仲を深めていき、凛が転校するという演技を見た時は演技と分かっていながら泣いてしまうほど親しくなる。 凛との京都デートに行った際に告白(未遂)され、卒業前の送別会のあとお互いに告白し合い付き合い出す。 凛同様に成績はよくなくテスト前や溜まった宿題に右往左往するが、美術は得意。 七倉凛 CV:早見沙織 本作のヒロイン。黒髪を肩まで伸ばしており演技に合わせてツインテにしたりする。 役者をしている演劇部のホープであり暎二の後輩。1年→2年。 暎二の前で演技をする事と、暎二の事も大好きな美少女で、 暎二がハーレムを望んでいると知ってからは、様々な人柄を演じる事で疑似ハーレムを作ってあげている。 彼女が演じる人物像は「小悪魔ちゃん」「ツンデレちゃん」「クールちゃん」「甘えんぼちゃん」「おしとやかちゃん」。自宅でのみ「ぐうたらちゃん」という素の姿にも。 しかし日常的に演じるようになったせいで、役が抜けきれなくなったことも。 基本的に学業は悪く特に数学が29点を取るなどとびきり悪い。また美術も苦手で暎二に教えを乞う事も。 お化けと雷が苦手で、演技もままならなくなる。 七倉綾香 凛の年の離れた妹。小学1年生。 凛に面倒を見てもらっており、綾香も姉に懐いている。 しかし凛が「ぐうたらちゃん」になっている時は姉が何もしなくなっているため、代わりに面倒を見てあげている。 「もえ」という友達がいる。 部長 暎二や凛が所属する演劇部の部長。 「全力で男前な顔」という一発ギャグを持ち、一時期暎二の待ち受けにされていた。 岩田嗣人 演劇部で脚本を担当している男子生徒。 瑛二とは同級生で部活仲間から「つーちゃん」と呼ばれている。 暎二の事を部活中ふざけて演者の気が散るから邪魔だなと思っている。 追記・修正は疑似ハーレムを作ってからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 作品名なんだ…概念のことかと思った -- 名無しさん (2020-03-25 07 25 30) 同じく。(漫画作品)みたいな感じのがあると分かり易いかもですね -- 名無しさん (2020-03-25 09 18 10) でも疑似ハーレムって多重人格者の彼氏ないし彼女みたいになりそうだな -- 名無しさん (2020-03-25 20 30 56) いくらなんでも薄くないか 概要とあらすじと登場人物で文字数1500しかないぞ -- 名無しさん (2020-03-26 08 34 47) まあその……元の作品からして内容がね…… -- 名無しさん (2020-03-26 10 58 41) 名前 コメント
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ゆき兄ハーレム王国 初めてゆき兄が邪気眼スレで書き綴った謂わば原点。 荒削りながらその展開と構成に多数の支持を得た。 これに気を良くしたゆき兄は次々と作品を生み出していくことになる。 本来は結構な鬱ENDで終わりだったが 思いとどまったゆき兄が追加分を書き真ENDとして完結させた。 あらすじ ほぼ完全に外界と隔絶された山奥に建設されたゆき兄ハーレム王国 しかしトンカツ率いる反乱軍により内乱が発生。 ゆき兄とその仲間達は王国を守るために武器をその手に取った… 閲覧 ゆき兄ハーレム王国~前編~ ゆき兄ハーレム王国~後編~ ゆき兄ハーレム王国~真エンディング~
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同時刻、隣町の喫茶店にて。 昼食をとり終えた京太郎と照は、二人で紅茶をすすっていた。 * 「さっきのパスタ、すごく美味しかったね。」 「気に入ってもらえて良かったです」 京ちゃんが案内してくれたお店は、味も良く値段もそれほど高くなくて、高校生の私達にとってはとても良心的なところだった。 でも、京ちゃんがあんなに良いお店を知っていたなんてちょっと意外。なんてこと言ったら怒るかな…。 「………………」 チラッと彼のほうに視線を向けると、目を閉じて静かに紅茶を飲んでいる姿が見えた。 その表情はどこか少し大人びていて一瞬ドキッとしてしまう。 「どうかしたんですか?」 「えっ?あ、いや…なんでもない…っ!」 「…そうですか」 突然京ちゃんと目が合い、私はびっくりして慌てて顔を背けてしまった。 なんで私、こんなに動揺してるんだろう。 自分でも分からない…。 だけど、胸に手をあてなくても私の心臓が今、ものすごい勢いで鼓動を刻みこんでいるのは分かる。 ドドッドドッと、音が聞こえてきそうなくらい激しく脈打っている。胸が苦しい…。 「照さん、顔が赤いですけど…大丈夫ですか?」 「えっ…私、顔赤くなってる…?」 「なってます」 そう京ちゃんにそう言われたので手を頬にあててみると、そこは自分でもびっくりするくらい熱を帯びていた。 なんだろう、これ… 「もしかして、俺と喋っててそうなってるんですか…?」 「……………」 どうしよう。京ちゃんの問いに答えられない。 確かに私が今こんな状態になっている原因は京ちゃんだ。 でも、それがどうしてなのかが分からない。 だから答えられない。 私が黙ったままでいると、もう一度京ちゃんが口を開いた。 「照さん…俺、期待しちゃっていいんすかね?」 期待?期待って、どうゆう意味だろう。 今京ちゃんが何を言っているのかがさっぱり分からない。 さっきから、分からないことが多すぎて、だんだん自分に対してもどかしい気持ちでいっぱいになってきた。 「…すいません、急に変なこと言っちゃって。とりあえず外に出ましょうか」 「あ、うん…」 会計を終えてお店の外に出ると、秋の冷たい風が頬をかすめた。 けれど、顔が火照って熱くなっている私にとってはその風はひんやりとしていてとても気持がいい。 「じゃあ、行きましょうか」 「うん」 こんどこそ、買い物に行くのかな? そう思いながら京ちゃんの背中の後を追って歩く。 「…………」 京ちゃん、やっぱり足長いな。 それと、さっきと比べて歩くのが少し早い。 私がいつも通りの速度で歩いていたら、あっという間に距離があいちゃいそうだ…。 お店を出て十分くらい歩いたころ。 何故か急に、ピタッと京ちゃんの足が止まってしまった。 「どうし…」 どうしたの?と、私が聞こうとした瞬間、彼ではない別の誰かの声が聞こえてきた。 「あら、須賀君じゃない。奇遇ね、こんなところで会うなんて」 あれ…この人って、確か… 「部長。二日ぶりですね」 京ちゃんの言葉を聞いて、ふと思い出す。 ああ、そっか。この人は咲達の学校の…麻雀部の部長さんだ。全国大会で何度か顔を会せたっけ。 名前は竹井さんだったかな。 「お久しぶりです。咲のお姉さん。」 「あ…はい。こんにちは、竹井さん」 大会の時も思ったけど、やっぱりこの人は美人だな…。 「全国大会以来ですね。いつからこっちに帰ってきてたんですか?」 「金曜の夜からです。」 「そうですか。ところで…」 挨拶を済ませると、竹井さんが私の顔を二秒ほど見つめ、それから京ちゃんの方をチラッと見た。 そしてまた私の顔に目線が戻り、彼女の口が開く。 「もしかして、デートの途中だったかしら…?邪魔しちゃった?」 少し眉を下げ、申し訳なさそうに彼女が私達に尋ねてくる。いや、でもこれは… 「デートだなんてそんな…。京ちゃんが買いたいものがあるって言うので私は選ぶのを手伝いに来ただけです。」 うん…そうだ。これはデートとか、そうゆうのじゃない。京ちゃんの買い物に付き合ってるだけ。 今、私が言った言葉にウソはない…はず。 なのに、なんでだろう。また胸が苦しくなってきた。 しかも、さっきのとは違ってこんどはチクチクと針が突き刺さっているように痛い…。 一体なんなの…? 私が言葉を発してから、何故かその場がしんと静まり返ってしまった。 気のせいか京ちゃんの目が寂しそうに見える。そして、竹井さんの目はどこか驚いているように見える。 あれ…。二人とも、どうしちゃったんだろう? 「あ、そう…。そうよね。変なこと聞いてごめんなさい。」 ようやく竹井さんが喋ってくれた。私は 「いえ…」 と、返事を返す。 「それじゃ、私はここで失礼するわ。またね、須賀君。」 「ああ、はいっ。また部活で会いましょう」 「宮永さんも、またいつか会いましょうね」 「あ…はい。さようなら」 そう言った彼女の顔は先ほどとは打って変わって、ニコッと笑い、とても可愛らしいものだった。 「んじゃ、行きますか。」 「うん…」 竹井さんと別れ、私と京ちゃんは再び歩き始める。 * 「ごめん、まこ。お待たせーっ」 「部長…トイレにしては、ずいぶん遅かったのう?」 ギクッ。 「そ、そうかしら?あはは…」 「どこに行っとってんじゃ?」 まこのメガネがキラリと光る。ああ。やっぱり、バレてたか…。 「ごめんごめん…。実は、トイレに行く途中で須賀君が歩いてくるのが見えてね…」 「ほほぅ…。一人で居たんか?」 「いや…二人よ。咲のお姉さんと一緒だったわ。」 「なにぃ!宮永照とかぁ…?」 「ええ…金曜日からこっちに帰省してたみたい」 「ほぇ~…。京太郎と宮永照がねぇ~…。こりゃまた珍しい組み合わせじゃのう…」 「…そうよね。正直私も驚いたわ。」 うん。本当に…。咲や和ではなくて、咲のお姉さんと一緒だったんだもの。意外な組み合わせよね。 「つまり、二人はデートをしていたってことか?」 「いや…違うって否定してたわ。」 ふと、先ほどの出来事を思い出す。 否定…してたわよね?咲のお姉さんは、デートじゃないって確かにそう言ってたけど…。 けれど、彼女がそう言ったあとの須賀君の顔は、どこか悲しくて辛そうな表情をしていたわ。 それを見て、私はかなり驚いた。 だってあれは、どう見ても恋をしている目だったから…。 最近、須賀君が和にデレデレしなくなったと思ったら、まさか私の知らない所でこんなことになっていたなんて。 もう和のことは諦めたのかと思って、すっかり安心していたのに…。 はぁ…それにしても…。 私、須賀君達と別れるとき、ちゃんと笑えてたかしら…。 顔、引きつってなかったかな。 って、なんで私ったらこんなに彼のことで頭がいっぱいになるのよ…っ。 まあそりゃあ、好き…なんだから仕方がないけどさ…。 そう。私は須賀君のことが… 「そうなんか。じゃあ二人でどこに行くんじゃ?」 まこに言われて、ハッと我にかえる。 「ああ…ええとね、なんか須賀君が買いたいものがあるから、それに付き合ってるって言ってたわ」 「買いたいもの、ねぇ…」 「でも、買いたいものがあるから付き合ってくれ。なんて、デートに誘う口実の定番みたいなものよねぇ。」 「確かになぁ…。あいつならそうやって誘ってもおかしくないわぁ。」 「そうよね…」 須賀君なら、そうやって誘うかもしれない。だって彼、恋愛に関してはすごく不器用そうだもの。 まあ、あくまでもそれは私の主観に過ぎないのだけれど。 「で、あんたはそれで良いんか?」 「…っ!」 まこに、言われたくない何かを言われそうで、私は焦り始める。 「い、良いって…何がよ…?」 「京太郎が、誰かにとられても良いんかってことじゃ。好きなんじゃろ?あいつのことが」 「ばっ…何言ってるのよ!!」 うそ…そんなっ…。 は、恥ずかしい…。バレてる?もしかしてこれもバレてるのっ? 「だってあんたぁ、京太郎の話を始めた時からずっと、悲しそうな目をしとる。バレバレじゃよ」 「何かの間違いじゃ…っ」 まこの目にしっかりと私の目が捉えられる。まるで、全てを見透かされているようだ。 「ああ、バレバレじゃ。わしの目はごまかせんぞぉ」 「うう…」 あちゃー…。やっぱり、バレてたのか…。 「本当に分かりやすいのぅ。」 はぁ。もう駄目だ。こうなったまこには敵わないわ。 しょうがない。変な意地張らないで、素直になろう… 「そうよ…好き…なのよ」 あーあ、言っちゃった。自分で言うとますます恥ずかしくなってくるなぁ。 「顔、真っ赤じゃよ」 「うっ、うるさいわね…っ」 「まあ、頑張りんさい。わしはあんたの見方じゃけぇ」 「うん…ありがとう、まこ。」 「押し倒したりでもしたら、案外ころっと変わるかもしれんよ?」 まこが、ニヤニヤしながら私を見る。 「もう…何言ってんのよ!」 「はははっ冗談じゃ」 「もう…」 でも、確かにまこの言うとおりだわ。 須賀君くらいの年の男の子なら、不意打ちにキスとかしてアピールすれば、割とすぐに… って、私ってば何考えてるんだか…。 「けど、このままじゃあ早めに動かんと先に誰かにとられてしまうかもしれんのぅ…」 「そう…よね…。」 さて、困ったわね…。 さすがに今回ばかりは悪待ちする訳にもいかなさそうだわ。 咲のお姉さんと須賀君の関係は恐らくはまだ、須賀君の片思い状態のはず。 今のうちに何か行動を起こせば、まだ間に合うかしら…。 まあでも… 私の気持ちをこんなにも振り回してくれた罰として、ちょっとくらいは悪戯しても良いわよね? ふふふっ。待ってなさい、須賀君。